競艇ダービー用語集

競艇関連

ア行

アウト 5・6コースのこと。デビューしたての新人か稀にいるアウト一本の選手しか望まないコース。事故点が満杯の選手は大外に回ったりもするが、枠なり進入が全盛の時代、外枠の選手がやむを得ずアウト回りになることが多い。アウトから勝つにはよほど出し抜きのスタートを決めるか展開の助けが必要になる。タラレバの要素がほしい。データ的にいっても連勝式に絡む確率は低く、普通の選手は避けたい位置。その分配当がつくことが多く、舟券で負けが込むと目をつむってアウトから買ったりする。そして文字通りアウトになったりする。
アゲンスト 向かい風のこと。まくり風ともいわれる。スロー進入の艇は向かい風の場合起こしがスムーズにいかずダッシュをつけて行く艇の方が有利と言われている。ただし物には限度というものがあって、向かい風が強すぎてもまくりが効かない。人生追い風というのは少ない。逆風が吹き荒れてナンギすることが多い。そんな気の毒な方はぜひ向かい風の時にまくり一発を狙い撃ちしてみては。決まるかどうかは保証の限りではないが。
出足や伸びや回り足やエンジンが出ている出ていない比較としても言われる。単純に足がいいと好気配という意味合い。これが丸亀競艇場なんかに行くと、2着(ヒモ)のことを指したりして意味を理解するのに少し時間がかかったりする。
アジャスト 直訳すると調整になる。スタートの時に思い切ってレバーを握ったのはいいがフライングになりそうなタイミングであわててレバーを放ること。もちろんアジャストするとスピードが低下して舟券の対象から外れることが多くなる。よっしゃ、まくったと思ったら急に減速していなくなる。そんなアホなと言いたくなる時だ。もっとも放り加減によってはさほどの影響は出ない。選手だけではなく舟券を買う側も適当にアジャストして買わなくては幾ら金があっても足りなくなることがある。収入以上に金をつぎこむと後の始末が大変だったりする訳で、重要な言葉の一つだと自戒したい。
1マーク 競艇の勝敗のほとんどは最初の1マークで決まると言われている。その最初のターン。赤白のターンマークが浮かんでいる。ここを先取りすれば大いに有利であってましてエンジンが出ていればそのまま先頭を走れる。ただ中には逃げた、まくったと思っても何を思ったか一人でターンマークが外す選手がいて、その舟券を買っている者にしたら「コラっ、アホ、ボケ、カス」としか叫びようがない時がある。
イン ①コースのこと。ほとんどの選手が取れたら取りたいコース。競艇はイン有利がセオリーであってインが取れれば勝機はふくらむのは自明の理。以前はイン屋と呼ばれる選手が数多くいた。たとえ6号艇だろうと敢然と前ヅけに出て深くなるのは承知でイン取りに出ていた。だからコース取りでもつれてまくり有利の展開になったりした。それが枠なり進入が基本になって深いインにもならず淡々と進入が決まって淡々と逃げたりすると、穴党ファンにすれば失望を隠せなくなる。予想をつける側にしても誰がインかは常に頭の中に入れておかなくてはならないが、最近はインは1号艇の選手と見ていいようになったのは助かる。
一般戦 競艇にはSGからGⅢまでのグレードレースがあるが、それ以外のレース。つまりほとんどのレースは一般戦で、SG級の選手といわれたり一般クラスの選手といわれたりの区別があるが、競艇の世界に限らず世の中、一般戦しか走れない人間の方が圧倒的に多い。ピットに入ってもピリピリしたムードよりも世間話やグチや趣味の話が聞かされたりして面白い。パンイチといわれたこともあるが今では死語に近い。そして舟券は一般戦の方が配当がつきやすい。SGクラスの選手の特徴は誰でも覚えるが一般戦でしか走らない選手のリズムや特徴を覚えることは舟券、予想の両面で大事。
A1級 全選手の内の上位20%の選手だけがなれる。SG戦に出場しょうと思ったらA1になるのは必須である。単に勝率がいいだけでなく、事故率も低くないとA1になれない。なるとSG戦を始めグレードの高いレースに数多く出場できまた出走回数も増える。選手は走って何ぼである。賞金を稼いで何ぼである。選手を志した以上は誰だってA1を目標にする。しかし上位20%という枠が設けられており残り大多数の選手はA2以下B2までを余儀なくされる。人間志を高く持つのはいいことだ。ただ志が実現する例が少ないのも事実である。
エース機 競艇選手全員が引きたいエンジンのこと。競艇のエンジンは同じ規格で作られている。しかしエンジン差というのは必ず出る。大体競艇場には60台ほどエンジンが置いてあり、その中で一番パワーが強いエンジンのことを指す。ご存じのようにエンジンは前検日に抽選によって各選手に割当てられる。抽選運の善し悪しでその節の明暗が分かれたりする。抽選だから文句はいえないがボロエンジンを引いたりしたらお先真っ暗ということになりかねない。
エースペラ 持ちペラ制を採用している。その中で最高のプロペラと呼べるのがこれ。エース機を引けない場合でもエースペラで何とかなる場合が多い。今はエースペラと呼べるペラを持っている選手ほど強い。競艇はウデやスタートや色々な要素はあるが基本はエンジンが出てこそである。A1になろうと思ったらエンジンを出すコツを覚えることが最短距離である。最もいくらエンジンが出ていても下手で見ていられない場合がある。
A2級 A1選手が上位20%でそれを除く20%がA2。いわゆるA級選手の一員である。一般戦では主役を張ったりできる。人間いきなりA1になろうと思ってもそう簡単にはなれない。まずA2になってこそA1の夢が可能になるのである。この辺になると収入も安定してきてエンジン次第ではA1の選手と互角に渡り合える。勝率でいうと5点台上位から6点ちょっとの間か。努力すればA2にはなれる。それ以上はペラの善し悪しとウデの善し悪しと運に左右されたりする。
SGレース 合計で9つある。月順に見ていくと3月に総理杯、5月に笹川賞。6月にグランドチャンピオン。7月にオーシャンカップ。8月にモーターボート記念、10月に全日本選手権(ダービー)、11月にチャレンジカップ。そして12月に賞金王決定戦とそのシリーズ戦。いわば競艇の最高峰レースであって賞金王で1億円、その他のSGで4千万円の優勝賞金がもらえる。9つもSGがあるということは記者としては体感的には毎月のようにSGがあるような感じで出張が多く大変である。現在は賞金王決定戦が最高の栄誉となっている。この賞金王決定戦には12名の選手しか出場できない。だからそれまでに一つはSG戦で優勝して賞金を上積みを図る必要がある。運良く12名の中に残れば次の年のSG戦にはよほどのことがない限り出場できるから皆必死である。名誉と賞金がかかっているから。
追い風 文字通り追い風。スローから加速がつきやすく一般にイン有利の風と言われる、逆に向かい風はまくり風とも言われる。人生追い風ばかりだと楽だがたいがい向かい風、いわゆる逆風が吹く。なかなか順風満帆とはいってくれない。
大時計 スタートライン手前40メートルラインの中央を向いている。一分前になると針が回り出しさらに12秒前になると12秒針が回り出す。興奮が最高潮になる時でもあり選手、フアン一体となってレースに集中する。この後すぐに握り締めた舟券がただの紙クズになるかどうかの分かれ目である。
オレンジブイ 小回り防止ブイとも呼ばれる。2マーク側にあるオレンジ色をしたブイ。2マークにあるターンマークから20メートルの位置にある。進入の時にこの外側つまり時計と反対回りに回らなくてはならない。
オーシャンカップ SG戦の一つ。海の日(7月20日)を記念して設けられた。賞金王12名以外に前年度覇者、さらに前年度のMB記念、グラチャンの優勝者と過去一年間のGⅠ戦優勝戦出場者が出場する。現在は必ずしも海の日に限らず7月末に行われることが多い。