レース展望

和歌山競輪・F1展望(2月15~2月17日)

情報更新:2012年02月06日

 和歌山競輪の2月シリーズ前節は中旬・15日からのS級シリーズ「WTVテレビ和歌山杯」と、後節・19日からのF2戦の二節開催だが、地元ファンにとっては29日から6日間発売される競輪ダービー(日本選手権競輪)の場外車券も待ち遠しいところ。

 今回は前節のS級シリーズを展望してみる。全国配分でなかなかの好メンバーだが、その中でも層が厚いのは稲垣裕之、坂上忠克、馬渕紀明、西徹、萩原操、中野彰人ら中近勢。中でもV候補筆頭は稲垣だ。1月の地元向日町記念は最終日1勝のみに止まったが、競輪祭決勝戦では尊敬する村上義弘の番手を回るなど、ここで得たものは大きな財産となったはず。その後の12月一宮決勝戦では山内卓也、中村浩二らにV。続く前橋で決勝戦は小林大介に差されて2着だが、初日準決は快勝しており元気一杯。近畿の骨っぽいマーク型が不在だが、中部勢の援護を得てのパワフル駆けでシリーズをリードしてくれそう。この対抗格となりそうなのが坂上だ。自在性は薄れつつあるが捌きと瞬間的な決め脚は充実。12月佐世保記念で木暮安由、大塚健一郎に連勝したキレ味発揮ら逆転V可能。馬渕も10月川崎決勝戦で山崎芳仁の2着とF1戦なら鋭脚で善戦しており、目標次第で台頭可能だ。西は捲り志向特有の甘さも散見するが、12月西武園では園田匠を降すなどツボに嵌まれば大物食いの魅力がある。あと大ギア利す古豪・萩原の決め脚や、地元中野の快速先行からも目が離せぬ。

 第二勢力は岡部芳幸、菊地圭尚の北日本コンビと、これと連係する可能性がある南関勢・石毛克幸、荒木伸哉、森川剛だ。岡部は福島軍団の一翼を成すスピードレーサー。北の破壊王と謳われた当時のロング捲りは影を潜めつつあるが、瞬間的なキレはやはりトップクラス。位置取りが問題だが、ツボに嵌まれば怒涛の捲り追い込みでVをさらうか。菊地もビッグ戦線でお馴染の機動戦士。重厚味タップリの先捲りが本領だが、流れでは飛び付き、中割りなどマーク選手顔負けの走りができる。流れに即応した自在戦でV争いの一角に食い込みそうだ。石毛は11月松戸落車の後遺症が心配だが、特別でも強烈な捲り差しで実績残す実力者だし、戻れば優参可能だ。荒木も強烈な出足で鳴る快速派だけに準決クラスなら勝ち負け可能だ。A級からS1に昇格した森川も捲り強烈で怖い。
 西国勢は北津留翼、松岡孔明、浜田浩司、池田良らが有力所。中でも北津留はナショナルチームに所属する快速ランナー。年頭の松阪では永井清史の逃げを捲ってVを射止めた堂々たる戦歴があるし、国際級の出足とスピードでV争いを賑わすか。松岡は強烈捲りが売り。1月一宮では稲川翔、山田裕仁らを降して完全Vと、勢いづけば手の付けられぬ程の強さあり、今回も大物食いをやってくれそうだ。浜田も年頭の宇都宮で山口貴弘にVと、大ギア利したカマシ、捲りは破壊力十分。今回も上位陣に一泡吹かせるか。池田も捲り兼備の決め脚はオクが深いし、勢いづけば怖い。

 関東勢も牛山貴広、藤田竜矢、山口貴弘、藤原憲征、稲村好将と粒揃い。中でも牛山がパワフルな先捲りでF1クラスならV量産。10月富山で川村晃司にVのパワー再現なら怖い。藤田は以前ほど逃げぬが、捲りに威力増すだけにツボに嵌まればV戦線に波乱を巻き起こそう。山口も動ける追い込み型として最近上位でも実績残すだけに軽視禁物。藤原も自力手薄ならスピード豊かな捲り差しで台頭可能な力量。稲村の堅実戦も注意。